2010年6月28日月曜日

情報プロダクトデザイン(2)


今日は宿題になっていた課題のペーパープロトタイプを持ち寄って、そのペーパープロトタイプからアイデア展開していきます。


まず来週の課題のアクティングアウトについて。
アクティングアウトは寸劇のように役を決めて演じます。人の役だけでなくプロダクトの画面を説明するのも「役」になります。


◎ペーパープロトタイプの紹介

ペーパープロトタイプの良いところは平面でのアイデア(スケッチ)を身近にある紙やホッチキスを使って短時間で立体に起こせるところです。大きいものであれば段ボールを使ってもいいと思います。


みんなが作ってきたペーパープロトタイプを何点か載せます^^



これからアイデア展開していくと思いますが、いきなり課題提出につなげないで何度かアクティングアウトをやってみてください。そこからまたアイデアが出てくるはず!


課題について

◎ポイント
・背景を出来るだけシンプルにする
・演技は大げさに
・ペーパープロトタイプ操作時はアップで撮影
・ペーパープロトタイプの表示(画面やボタンなど)も作る
・ストーリーは分かりやすく、起承転結があるように
・必要であれば吹き出しなどで文字を映像に入れる
・提出前に必ず確認してきましょう!
 ー画面の縦横
 −写真のピントがあっているか
 ー写真に自分の影が入っていないか
 ーPDFになってないか
 ー1回はスライドショーで流してみる

◎今回の課題のポイント
・新しい料理の楽しみ方の提案
・その提案に必要なプロダクトを考える
・アクティングアウトで映像を撮る



次回までの宿題は

①各自情報プロダクトのペーパープロトタイプを作成して持ってくる
②各自のアクティングアウトの映像を作ってグループごとにデータ提出
 ※画像の縦横に注意!
・ペーパープロトタイプを使ってシナリオに沿って演技し、その様子をデジカメで撮影
・画像は12コマ
・シナリオには料理を楽しむ前と、楽しんでいる状態を入れる
・タイトル画面にはグループ名とメンバーの名前と学番を入れて、合計で37コマをUSBに入れてきてくる

です。


このスライドにもあるけれど、シナリオは「料理をするとき」のどの部分に新しい提案をしたいのかを決めるとシナリオも作りやすいし、見ている側もイメージしやすくなると思います。


授業が終盤に近くなってきましたが、授業の最後には、毎回提出してもらっていたA3のポートフォリオを全部提出してもらうので、ちゃんと取っておいてください^^
 

2010年6月21日月曜日

情報プロダクトデザイン(1)

どうも、TAの亀井です。


今日から、また新たな課題です。
テーマ 『料理を楽しむためのデザイン』
課題 みんなで一緒に料理を楽しむためのデザインをする

・「新しい料理の楽しみ方」をデザインする
・「新しい料理の楽しみ方」に必要なプロダクトをデザインして、ペーパープロとタイプをを制作する
・ペーパープロとタイプを使って「新しい料理の作り方」のデジカメ・ムービーを作る



①グループ分けをしてグループで1つのテーマを設定

②グループで決めたテーマに対して下記のステップごとでの、

やること
気づき
アイデア

をそれぞれA4を1/8にした紙に書き出す。

ステップ①どんな料理を作るのか計画する
ステップ②料理のための準備をする
ステップ③料理を作る
ステップ④料理を食べる
ステップ⑤料理を片付ける

全体を見渡して、各自の方向性を検討する。
こういう感じで・・・




③各自のデザイン目標を設定(誰が、どこで、どのように料理を楽しむのか)して絵コンテを描く
・各自でアイデアを検討
・どのように料理を楽しむのか、4コマの絵コンテを書いてみる


④各自デザイン目標のためのサムネイルスケッチを書く
・料理を楽しむための道具のサムネイルスケッチを書く(5点以上)
・全体を見渡してみて、興味のあるものを検討する
・サムネイルスケッチの中より、ペーパープロトタイプを作るものを検討する

⑤次週までの課題を理解する
・ペーパープロトタイプの作り方を覚える

先生の携帯とハンバーグ。いい味出してますね。



宿題は来週までに各自ペーパープロとタイプを制作してくる。






2010年6月14日月曜日

情報インターフェイスデザイン(3)

今日は、今まで取り組んできた情報インターフェイスデザインの発表日です。まず、発表用の画像が横のままのグループがいくつかいました。事前に一通りシミュレーションをしておくのは、大事なことなので、次の課題に取り組むときはぜひやるようにしてください。そうするこで自分の作品の問題点なども見つかるはずで、やることのメリットは大きいです。

また、上映した作品に関して、先生が指摘していた点として
  1. 画像が見づらい(スクリーンで投影するので、淡い色はさけた方が無難)
  2. 写真の取り方にムラがあるのでできるだけ、カメラと被写体は固定するようにしたほうがいいでしょう
  3. 画面が小さいと見えづらいので、目一杯使うようにしましょう
ここで指摘されいる項目は、デザイン以前の基本的なことですので、当たり前にできるようになってくるとよいでしょう。



  • 来週までの課題
A3のパネル1枚を提出してください。パネルには、以下の内容をきちんと含めるようにしてください。
  1. タイトル: 明確に書く。自分がアピールしたいことをタイトルにしても構いません。また、名前もぱっと見てわかる箇所に、きちんと書くようにしてください。
  2. プロセス: 絵コンテや制作などのプロセスを書く。
  3. アウトプット: 最終的なアウトプットもそこに入れる。全部の画面を入れる必要はなく、自分が最もアピールしたい画面をもってくるとよいでしょう。

2010年6月7日月曜日

情報インターフェースデザイン(2)

今回の講義内容
・目標を分解してそれぞれのアイデアを考えて、視覚化する
・色々な発想法を使ってアイデアを考えて、視覚化する
・視覚化した多くのアイデアを、総合化したり、ふるいにかける

時を感じるのはどんな事からなのか?
「誰が」・「どこで」・「どのように」時を感じるのかを描く
A4の用紙を8等分に折り、絵コンテを描きます
8コマで待受画面を表現=起承転結を意識する
待受画面は「月」「日」「時間」がわかるようにする
4コマで、それぞれのメニューの表情を表現する
メニュー画面では12個程度の代表的なメニューを表示する。

各自で12コマの絵コンテを書きました

携帯電話などの2次元的なインターフェースを簡単に再現するのに有効な
「ペーパープロトタイピング」という手法の紹介もしました。
紙を使ってユーザビリティ評価を行うというもので,手軽で安価なプロトタイピング手法として知られています。
今回は詳しい評価などは行いませんが、興味ある人は調べてみましょう。


①A4用紙に実物よりも大きな携帯電話の画面(本体・画面の両方)を描きます

②画面部分をくり抜きます

③作成した画面枠の中で自分の考えた画面インターフェースを再現してみましょう



紹介した動画

Powers of ten
紹介したサイト

    東芝・多摩美術大学産学協同携帯UIプロジェクト


最終課題の予告
・時を感じる携帯電話の待ち受け画面をプレゼンする
・デジカメのアニメのように各画面の写真を12コマで見せる
・ポートフォリオと待受画面の評価を得て、修正する

2010年6月2日水曜日

情報インタフェースデザイン(1)

改めて、情報デザインについておさらいです。

情報デザインには5つの領域があります。
・情報グラフィックデザイン
・情報コンテンツデザイン
・情報インターフェースデザイン
・情報プロダクトデザイン
・新領域デザイン
この授業では新領域デザイン以外の4つについて学んでいきます。
先週までの6週で情報グラフィックと情報コンテンツデザインを原田先生から学びました。
今週からは情報インターフェースデザインと情報プロダクトデザインを山崎先生から学んでいきます。

今週から3週間は情報インターフェースデザインです。

授業を進めていく前に先輩たちの作品が紹介されました。


続いて手を動かす練習です。
・10cmの直線100本
・5cmの円
・立方体
・円柱
これは寄藤文平さんのラクガキマスターという本に載っているトレーニングです。短時間で出来る内容なので、毎日続けるといいと思います。
見て回っていて一番気になったのは円です。みんな円小さいよ!線と線が離れている人も多かったです。今は5cmだけど倍の10cmでも練習してみてください。10cmが描ければ5cmは半分なので楽に描けるようになると思います。

これがその本です。




情報デザインには3つのステップがあります。
①情報収集、整理、目標設定

②アイデア、視覚化、検討

③提案、プレゼン、評価

今週は「①情報収集、整理、目標設定」。
「時を感じるとき」というテーマで思いつくシーンやものを出していきます。


すぐに思い浮かぶ天気や気候だけでなく、上の写真のように「誰が」「どこにいるとき」「どのように時を感じるのか」と視点を変えてやってみましょう。


次回までの宿題:レポート提出
①時を感じること、時を感じるもの100個程度書き出す。
 誰が、いつ、どこで、どのように時を感じるのか(その中から3点程度を選ぶ)
②時を感じる写真、雑誌の切り抜きを準備する(3点以上)
③時を感じる、4コマの絵コンテを書いてみる(3点以上)